ジャムダニ織について

ジャムダニ織とその歴史

インド東部、西ベンガル地方に古くから伝わる、手紡ぎ手織りの伝統織物の技法「ジャムダニ織」。

ユネスコ無形文化遺産にも指定されており、機械では再現できない職人の極めて高度な手織り技術です。

地糸とは別の糸を使い、まるで刺繍のように一本一本糸を差し入れて柄を織り込んでいく、気が遠くなるような手仕事の技。

親から子、マスター(師匠)から見習いへと、何世代にもわたり口頭で技法が受け継がれてきた、 生きた文化・歴史そのものです。

16世紀のインドでは、ムガル帝国の王族や貴族だけが身につけることを許された、最上級の贅沢な布でした。

 

モチーフについて

ジャムダニ織りのモチーフは、単なる飾りではなく、自然への祈り、繁栄、永遠の命などの意味が込められた「言葉」のような役割を持っています。

植物・自然のモチーフや、魚などの生き物のモチーフ、幾何学模様のモチーフがあります。

それぞれ、「豊穣」「繁栄」「永遠の命」、「子孫繁栄」、「魔除け」や「宇宙の秩序」という意味を持っています。

その中でも「ブティ(Buti)」は、生地全体に規則正しく散りばめられた「小さな繰り返しのモチーフ」です。

小さな花・蕾(つぼみ)は、「豊かな繁栄」や「成長」「幸運」。
コイン・円形は、 「富」や「祝福」。
ドット・水玉は、夜空にきらめく無数の星や宇宙を表現しており、物事の「調和」や「精神的なバランス」を意味します。

 

この伝統の織りがほどこされた柔らかく極薄で軽いジャムダニ織を、日本女性になじむ色と柄で仕立てたのが、Hikari-no-Uzu.のカシュクールワンピースです。